昨日に引き続き、工業系保留区域地権者説明会 桑原地区です。
地権者さんの質問と市の答弁を全て記録しましたが、個別具体すぎる内容が辛辣すぎますのでここに掲載することは控えます。
桑原地区でも鬼柳同様の課題が散見されましたが、
・東側整備の後、下流側ならではの水質悪化などについての課題
・相続などの問題
・民間事業者の対応について
・合意している方は9割であり、多数派としては進まないことに対しての苛立ち
結局は反対する一部の方の意見をどう捉え、どう対応するか。それのみが地権者合意を進める手段だと思うのですが。なぜそれが進まないのか理解に苦しみました。
私もこの工業団地整備については、環境や水質の悪化が無いように進めるべきだと思いますので、そうした課題は一軒一軒聞いて回るべきだと思いますが、責任所在が不明確です。
本来これらの課題を受け取るのは民間事業者ですが、市としてこの事業を進めて企業誘致したい思惑があるので話もややこしくなっています。とは言え市で対応検討できることもあると思いますので、担当の所管課と打ち合わせを進め、私もお手伝いできることはしていきたいと思います。
そんな1時間半に及ぶ地権者さん達の質問の中で、とても胸に突き刺さる質問がありました。
Q・保留区域で営農していて様々な農地の課題があるが、農業振興地域ではないことで後回し、簡単に言うと市には対応いただけないと捉えて良いか。
A・仰る通り農業振興地域が優先です。
これはおかしい。
農業振興地域の農地をお持ちの方で、もう農業を仕舞いたい(売りたい)方。
工業系保留区域の中に農地をお持ちの方で、今も農業を営まれ、農地の改善を図りたい方。
それぞれ課題も違うでしょうし、目線が違うことも理解しますが、今現在営農される方には最大限頑張ってもらうのが道理です。個人的には「子供達の将来なりたいランキング」で上位に農業が来るくらい、儲かる職業となるのが理想です。そのための土壌が何も無い。風水害には弱い。といったリスクばかりが先行しては、担い手不足は一向に改善しないですよね。
きっとできることがあるはずですので、少しづつ動きます。