日頃お世話になっている、日本サーフアカデミー高等部の卒業式に出席させていただきました。
先日、日本サーフアカデミー高等部さんに寄稿させていただいた内容がこちらです。ご一読いただけますと幸いです。
私は十代の頃より、ここ小田原市でサーフィンを中心とした生活を続けてきた一人です。そんな地元ローカルサーファーが長年見てきた、日本サーフアカデミー高等部の特筆すべき点を大きく3点お伝えします。
1・文武両道
日本サーフアカデミー高等部にはプロを目指す人から、サーフィンを始めたばかりの人まで、様々なレベルの方が入学しています。サーフトレーニングの授業ではビデオ撮影〜課題の確認などのカリキュラムから、その誰もがただ練習するよりも上達していくのを間近で見てきました。サーフィンの上達をこれほどプッシュしてくれて、高校卒業できる学校は他にありません。文武両道、自分を律し勉強も頑張ってください。
2・繋がり
同級生や先輩後輩との絆はより深いものになるようです。それに加えてこの学校の特色として、プロとしても活躍されネットワークのとても広い先生方、トッププロサーファーの卒業生、地元のローカルサーファーやサーフィン業界の人達まで、新たな繋がりはこれからの人生において必ずプラスになるでしょう。ある卒業生は「多くの人に出会い、多くを学んだとても素晴らしい時間でした。まだ卒業したくないです。」と卒業を名残り惜しみました。先輩達のように、多くの新たな繋がりを大事に育んで欲しいと思います。
3・キャリア形成
多くのプロサーファーを輩出している日本サーフアカデミー高等部が、プロサーファー志望者にとって最高の環境であるのは言うまでもありませんが、この学校が素晴らしいのはそうした面だけではありません。例を挙げると、十代の頃高校卒業できなかった事が心残りだった私の後輩は、30歳代でこの学校に編入学。その後大学を卒業し現在立派な企業に勤めています。とても素晴らしい判断だったと思います。
また、WCTのトッププロはプロキャリアの先を見据えて、大学を修めるなど高学歴な選手が多い事からも分かるように、自身の価値を高めるには多くの学びが必要です。大学進学とその未来を考える、プロ転向、サーフィン業界への就職など、様々なキャリア形成を考え選択肢が広がる学校です。
十代の多感な時期に、時間やルール、集団行動を求める学校生活は窮屈に感じるかもしれません。ですが、ルールと限られた時間の中で、最大限の演技を披露するのがサーフィンの試合です。それと同じように、社会に出れば一定の約束の中で、より多くの成果を出す事が求められます。高校や大学は社会に出る準備期間ですので、この限られた時間を最大に有効活用できる「日本サーフアカデミー高等部」でサーフィンと学問、将来について学んでください。
日本サーフアカデミー高等部は多くの学びと繋がりを得て、自分自身を磨くことのできる学校です。自信を持ってお勧めいたします。
小田原市議会議員 宮原 元紀