動画はこちらから
1 豚熱(CSF)対策について
(1)野生イノシシの経口ワクチン野外散布の実施状況について
(2)感染確認区域における野生イノシシの捕獲等に関する防疫措置について
ア 防疫措置の内容について
イ 現場の声について
2 公設地方卸売市場(青果市場・水産市場)の今後の在り方等について
(1)卸売市場の現状について
(2)卸売市場の今後の方向性について
今定例会では、本市農業と水産業に直結した2つの課題について問いました。
1 豚熱(CSF)対策について
昔で言う「豚コレラ」が現在は豚熱と呼ばれます。
平成30年に岐阜県で国内26年ぶりに豚熱の確認、令和3年3月には秦野市まで感染が拡大してしまい、本市の東エリアも感染確認区域に指定されてしまいました。
野生のイノシシは10頭いるうち9頭捕まえても、残った1頭で農作物を全て食い荒らす程被害が大きい上に、人的被害も起こす為、地域の協力で捕獲が進められ、環境事業センターでの処分やジビエ利用等されてきましたが、現在は防疫措置を施した埋設処分以外の手が打てません。
埋設はとても深い穴を掘り、消石灰の散布や綿密な消毒が必要で大変な労力がかかり、土地が強アルカリになってしまう恐れもあることから埋設地権者からも難色を示され、今後の捕獲継続が困難だとの声が届いています。
今回の質問では、この「防疫措置」に必要な「消耗品の支給」と「捕獲報奨金の増額」を要望し、「県支出予算を確保の上で検討していきたい」と大変前向きな答弁をいただきました。
一刻も早い感染終息を祈り、今後もお手伝いさせていただきたいと思います。
2 公設地方卸売市場(青果市場・水産市場)の今後の在り方等について
水産青果両市場は建設から50年が経過。老朽化は進み、今定例会で水産市場再整備検討報告がありました。55〜65億円との試算ですので、ただ建替えるのでははく、
・富山市ではPPP公民連携整備手法を用いて、建物建設と管理を民間企業連合に委託し、初期投資と維持費の削減を図る整備手法が全国的にも注目されている。コストの面。
・豊洲市場での青果水産両市場の併設による効率化や、コールドチェーン等施設機能の充実。
・沼津市の港八十三番地等を例に、漁港周辺の一体的な観光強化。
などなど、働きやすい先進設備・観光・コストを踏まえて「稼ぐ力を持った市場の再整備が必要では」と問いました。
本市経済と観光の大きな拠点です。今後も活発な議論と検討に期待大です。